●院長からのメッセージ●
私が持っている心の病気に対する基本的な姿勢としては、心の病気も体の病気も同じようにしっかりと治療を受けなければいけないということと、人が皆持っている病気に対する自然治癒力を最大限発揮できるように患者様を支え続けるということです。どんな心の病気も必ず治ると信じて諦めないことが大切だと思っています。心を病んでいる多くの皆様と手を取り合って、病気と闘っていきたいと考えています。
治療しているのは、うつ病、躁うつ病、統合失調症、認知症、不安神経症、パニック障害、強迫神経症、社会不安障害、適応障害、不眠症、不登校、拒食症などです。
●プロフィール●
学歴
昭和45年大阪府立大手前高校を卒業し、東京大学理科T類に入学。工学部建築学科に進学する。
昭和49年建築学科を卒業して、旧建設省(現在の国土交通省)に入省。住宅局住宅建設課などに勤務した後、昭和52年建設省を退職し、心療内科医療・精神科医療を目指す。
昭和53年大阪市立大学医学部に入学、昭和59年に卒業し、心療内科医・精神科医としての第一歩を踏み出す。
職歴
昭和59年大阪市立大学医学部付属病院神経精神科医局へ入局。臨床心療内科医療・臨床精神科医療を目指し、1年足らずで医局を出て、傘下の病院に勤務する。
北野病院に勤務したのをはじめとして、大阪市立弘済院付属病院、サライ神経科、白井病院、浅香山病院などに勤務した後、平成15年9月1日から、なら新大宮クリニックを開院する。平成23年5月1日から医療法人緑友会なら新大宮クリニックとなる。
資格等
✓ 日本医師会認定産業医
✓ 精神保健指定医
✓ 日本精神神経学会精神科専門医
✓ 一級建築士
得意な専門分野
私の得意な専門分野は、まず、うつ病の治療です。主に、抗うつ薬を使った薬物治療となります。治療が奏効すれば、2〜3週間でかなり元気になります。但し、死にたいと本気で考えている人やその恐れのある人は、私のクリニックは避けるべきです。これまでも数十人の方が、通院中に命を絶たれています(2022年11月5日現在)。私には、自死を完璧に防ぐことができません。これだけは、心してください。
次に、対人恐怖症です。今風に言うと、SAD(Social Anxiety Disorder)です。この場合は、森田療法的精神療法と抗不安薬を使った薬物療法がメインとなります。両者の組み合わせで、患者さんの心は随分と楽になります。
また、心気症といって、ストレスから身体的な症状、例えば、めまい、痺れ、頭痛、肩こりなどがありながら内科や耳鼻咽喉科などで検査してもどこも異常がない場合など、効果的な薬物を使用して治療することができます。
さらに、私はよく漢方薬を使います。特に、うつ病や神経症や更年期障害で、体のだるさやのどの奥の違和感や胃腸の具合の悪さなどを訴える時に漢方薬を使うと効果的な場合があります。